1月14日

スポーツの世界では「最後の1秒、1cmは、何を食べたかで決まる」と言われて久しい。マラソンランナーがゴールと共に倒れ込む映像を見た事のある人もいると思いますが、以前では感動的なシーンであった「倒れ込み」も、現代のスポーツ界においては、選手の体内に最後迄戦う事の出来る糖質をキープする事が出来なかった失敗としてコーチや監督、管理職が処分対象となる事例であります。
もはやスポーツ界において食事とは勝つ為の重要な戦略の一環となっているのです。

ビジネスマンにとって仕事は勝ち負けである。クダを巻きつつ飲んだくれていてライバルに勝てるだろうか?
美しい女性はすべてを手に入れる。何も勝負はパンツだけではない。ただ太りたくないからと言って粗末な食事ばかりしていて美しくなれるだろうか?

スポーツの世界のみならず、より理想的な人生を送る為の手段として「食」を見つめ直してみてはいかがでしょうか?
我々の肉体は摂取した呼吸と飲食が化学反応を引き起こす事で構成されています。何も食事を変えたからと言って見た目がAさんからBさんに変わる事は決して無いですが、何を食べたかによって個々人の性質は異なってきます。

炭水化物、糖質が過多で、間食の多い人は頑張りが利きません。すぐに疲れて寝起きも悪い。急激に血糖値が上がりやすい性質の食事を習慣としている為、普通に生活しているだけで膵臓を始め慢性の諸内臓疲労を引き起こしている為であります。いつもかったるいから言い訳も多くまります。いい時と悪い時の差が激しい。そしてキレる。周りを見渡してみてください。近隣に必ず一人は居るはずです。そしてその人の食事チェックをしてみてください。ビンゴ!であります。

自らを変えたい、何か事を起こしたいと思えば、まず食事を変えて行く事をお勧めします。細胞レベルで変化して行くからです。

食事は、質と、量と、タイミングが重要です。
たとえば冷え性の人が体を冷やすサラダやスィーツなどを多食するのは肉体の陰性度をさらに高めて行くのでよくありません。このような人は根野菜などをグツグツ煮込んで岩塩を添えて食したり、韓国料理のスープ、お酒も焼酎のお湯割りなどがとてもいいですね。
またナチュラルに肉体が充実していて基礎体温が高く、手足が暖かい人が味の濃い煮物系など好むもの自らの陽性度を助長して行くので適していません。野菜も生で、味も薄く、あまり火を通さない食事が合っています。

人の体質は大雑把に暖かい陽性体質か冷たい陰性体質かの2通りに分けられます。そして食事は自らの体質を中庸に近づけて行く為の処方薬である、とする「医食同源」、「薬食同源」という考えがあります。毎回の食事自体が快適に生活する為の投薬行為となるなんて素晴らしいではないでしょうか!

たとえば太陽をたっぷりと浴びた野菜の内部には「冷やす」性質が多く育まれています。その反対に日の光を浴びずに土の中で育った野菜には「温める」性質を有しています。そして長く火を通す程、ナトリュウムが多くなる程、陽性度が高まって行きます。調理法はその性質を助長して行くか、中和して行く為の行為となります。

そして5大栄養素のバランスに留意すること。主食はなるべく燃焼時間の長い未精白が望ましいですね。良質のタンパク質に野菜を多く採りビタミン、ミネラルの摂取に気を使う事です。

食べる量は個人差があります。適正体重がキープ出来る量が適切です。

食べるタイミングで大切な事は習慣として3食を食べるのではなく空腹感を感じる事です。そしてボリュームバランスを考える事。
寝起きがダルく空腹感の無い人は、夜の食事を控える事をオススメします。2〜3日夜の食事を抜いてみてごらんなさい。子供の時のようにお腹がすいて目が覚めるはずです。このような人は朝、昼食にボリュームを持たせて夜の食事は控えめにすると内臓疲労が無くなり体調が良くなるります。おのずと笑顔が覗きます。万事上手く行くのです。占いや風水が効かなくなったら試してください。食事のボリュームバランスを変えるだけで人生が変わっていきますから。

でも夜の食事を抜くのは味けないではないか!……その通りである。食事の持つ宴性、食は文化でもあるからだ。

食には3つの側面があります。何を、どのように食べるかなどを栄養学的に考えて行くのは食の持つ1番目の側面である物理的な面。友と語らい、色彩や造形、グルメなどを楽しむ文化的な側面が2つ目。そして他者の命を殺して食す、生命を譲渡していくと行為である、という宗教的な側面が3つ目にあります。

「人間は罪深き生き物である」って書いてあるの聖書かしら?意識するもしないも、自らが生きて行く為に命ある生き物を殺し続けなければ生きて行けない訳だからたしかに罪深いと言えば罪深いですね。「かわいそう」って言いながら殺した生き物を調理して行くと「おいしそう」ってヨダレが出ちゃう。そう、我ら人間は慈悲深く、また野蛮な生き物でもあるのです。

「いただきます」って言葉はとても美しい。食の持つ殺伐とした野蛮性をポジティブシフトする、「相手の生命を同化させていただく」という感謝の意を表したこれぞ人間ならでは!の素敵な言葉ではないでしょうか。

太ろうが、痩せようが、何を食べてもいい。だがこれから食する生命に対して「いただきます!」との礼を尽くせる感覚は保っていたいと思います。
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by school12 | 2008-01-14 11:30 | I・natyuropathy


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