本日はアドバンスクラスの授業がありました。我が校では、総合本科という自然手技療法の基礎課程を修了した後に、将来プロフェッショナルとして活躍される人がアドバンスコースへと進みもうワンランク上の学技を身に付けて行くというシステムになっています。
これは限りなく企業秘密に近くなるのですが、自然手技療法のオリジナリティーたる所以の一つに身体力学的に考察した立位バランスをあくまでも重視して行くという、これは入学時から卒業後に至るまで「掟」のように何度も何度もくどくどと刷り込みをさせていただくのですが、ではなぜ立位バランスをそこまで重要視しているのか?…..これは残念ながらここでは申しあげられないのですが、ベーステクニックと称して半年間かけてみっちりと習得していくのであります。 この立位バランスに関してはコンディショニング・アロマに付いても言えるのでして、アロマトリートメントを行いながら立体3D的に身体を、また歩行時のバランスなどをイメージしながら施術をしている変わり者のセラピストなど我が校卒の「コンディショニング・アロマセラピスト」以外にはまずいないであろうと思われますが、私達人間の一番の特徴は2本足立位で生活しているという事であり、きちんと立てなくなる事が根本要因となり諸事問題が勃発することになるのです。 言葉を変えると、生きるという事は重力に逆らって生活するという事であり、加齢というのは重力に対する抗力の衰えであり(肌が弛み、姿勢も前傾になってきます)、重力に逆らえなくなるにしたがい、床に伏せて、しまいには死んでしまうのであります。ですから生きる力=生命力というものは、重力に抵抗する力ということであり、立位時の抗重力筋のコンディショニングをイメージしながら身体操作をしていく事が生命力舞活、すなわち自然治癒力の増進に繋がる訳であります。自然治癒力とは絵にかいた餅では無く具体的に身体力学的な抗重力バランス+免疫系、自律神経系、ホルモン系の3つの系の状態で決まるのです。 まぁアドバンスになるとこのような事を言いたい放題言えて、なおかつ本科を卒業後に皆自分の患者さんの施術を始めているということもあって問題意識がとても高いと言う、教えていてとても楽しい授業の展開が出来るのです。 今日の授業は椎骨操作諸々という感じで、一つの椎骨を使いいくつの椎骨に刺激を波及していく事が出来るのか?また遠隔操法、相関関係、そして椎骨反射を使い四肢の関節の調整を行なっていくなどのセラピストにとっては重要で、しかも楽しい授業でした。 ちょうど右足関節捻挫を起こしている子と、右膝関節に問題を抱えている子というモデルとしてはまたとないタイムリーな症例があって、皆で腰椎操作をすることで足関節捻挫の腫れが引いたりしていくのをビックリしながら反復していくなどやはりとても楽しい授業でした。 「素手で身体を治せる」っているということは、生きていく上でホントにスゴい武器になりますね。 成長していく生徒達を眺めながらつくづくそう思いました。 みんな、一緒にがんばっていこうね!
by school12
| 2008-01-09 23:02
| I・natyuropathy
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